このたび、Inomata Challenging Lab研究室主宰の猪俣武範が、第9回日本眼アレルギー学会において学術賞を受賞し、受賞講演を行いました。
受賞講演では、これまで猪俣が中心となって取り組んできた、スマートフォンアプリ「アレルサーチ®」を活用したアレルギー性結膜炎研究を中心に、デジタル技術・AI・リアルワールドデータを活用した新しい眼アレルギー研究について紹介しました。
アレルギー性結膜炎は非常に身近な疾患である一方、症状の程度や発症時期、生活への影響には大きな個人差があります。私たちは、患者さんの日常生活の中から得られるデータを活用することで、これまで医療機関の診察だけでは捉えることが難しかった症状や環境因子との関係を明らかにし、一人ひとりに適した医療につなげることを目指して研究を進めてきました。
講演では、アレルサーチ®を用いた大規模なデータ収集や疫学研究、AIを活用した症状評価・予測など、これまでの研究成果とともに、デジタルヘルスが切り拓く次世代の眼アレルギー診療の可能性についてお話ししました。
これらの研究成果は、多くの共同研究者の先生方、研究室メンバー、そして研究にご参加・ご協力くださった皆様の支えによって積み重ねられてきたものです。
今回の受賞を励みに、猪俣ならびに研究室一同、今後もAI・デジタル技術・リアルワールドデータを活用し、眼アレルギーの病態理解を深めるとともに、患者さんのQOL向上につながる研究を推進してまいります。